プレステ2を修理しようと試みてみたが…

プレイステーション分解 分解記録

懐かしきゲーム機

昔遊んでいたゲームを、ふと触りたくなることってありませんか。

部屋を整理していてゲームを見つけ、
“懐かしぃー😍”とテンションがあがってそのままテレビに繋いで電源ON…。

が、つかない。

わたしの場合はプレステ2本体は電源が入り動いているのにテレビの画面が無反応。

試しに、持っている他のソフトを入れても無反応。

このショックは大きい。

“だって動いてるやん”

プレステ2自体はほこりもなくきれいで悪くなさそうなのに、
これで遊べないなんてショックすぎる。

10年以上部屋の隅に追いやられていたゲームソフトたちですが、
改めて見ると愛着がわいてきて捨てられない。

もったいない。

コードの断線かとも思い、予備のコードで試してもだめ。

もうこれは、“分解”しかない。

最近“分解する”ということに、気負わなくなってきた。(笑)


さあ、分解だ

見てください、このボディ。
全然きれいでしょ。

PS2 scph-10000

PS2 scph-10000
ほらね、全然ホコリ感もない。
なのになぜ動かないのか…。

ほんと悔しい。

あ。
で、先に結論からいうと、

今回、直りませんでした。
直せませんでした。

いろんな箇所を慎重に見たんですけど、
劣化していそうな箇所は見当たらず。

原因不明です。

本当に無念。

もうお手上げで、処分するしかないんですけど、
実はまだ手元に置いてます。(笑)

でも直ると信じて分解しながら写真をいっぱい撮ったので、
このブログ、書き進めますね。(笑)

何かの参考になれば!

ちなみに今回分解するプレステ2は、“SCPH-10000”という本当に初期の型です。

型番によって、中身も微妙に違うみたいですね。

とりあえず、開けていきましょう

まず、裏側をみても、ねじ山が見当たらないんです。

四角い溝があるだけ。

こんなふうに2種類の四角があって、
マイナスドライバーで手テコの原理で引き上げると、
そこにねじ山が現れます。

PS2 scph-10000


PS2 scph-10000

合計10本のネジを発見。

すべて取り外しましょう。

慎重に中をあける…蓋にコードが繋がっているかもしれないから。

PS2 scph-10000
やっぱり繋がっていました。

PS2 scph-10000

ここ。
切れるとたぶんどこかが動かなくなるので、この辺の作業は慎重にやりましょう。

画像の右側をアップにしますね。

PS2 scph-10000

こんな感じ。

なんかちっさいドラム缶みたいなものがいっぱい。

この辺の部品の機能も、勉強すればきっと楽しそうですよね。

電源スイッチ外し

それでは、分解できそうな箇所を分解していきましょう。

PS2 scph-10000

ここですね、コードが引っこ抜けそうな気配があります。

お家のLANケーブルの差し込みの構造に似ています。

このコードは電源スイッチに繋がっておりまして、
こんな風に↓

PS2 scph-10000

スルッと取れました。

PS2 scph-10000

結構かわいいですね。

あんなメカニックなゲーム機の“電源を入れる”という
重要な役割を担っている部分とは思えないくらい華奢な感じ。

ディスク読み取り部 【光学ドライブ】

続いてはお隣のディスク(ゲームソフト)を入れる部分です。

ネジが合計6本見えるのですが、

PS2 scph-10000


黄緑の丸の部分のネジ(4本)を外すと、蓋のようにパカっと中(ディスクを読み取る部分)がみえ、
PS2 scph-10000

黄色の丸の部分のネジ(2本)を外すと、光学ドライブ部分が本体からガバッと取り出せます。

なのですが、ここで注意が必要です!

この光学ドライブ部分は、実は本体の反対側の部分に繋がっているケーブル(フラットケーブル)があるので、
先に裏側のケーブルを取り外しましょう。


裏側開封 基盤を発見しよう

本体をひっくり返してパカっと開けてみると大きな鉄板が現れます。

PS2 scph-10000

この鉄板は4本のネジで固定されているので、外していきましょう。

PS2 scph-10000

鉄板を慎重に取り外すと、

PS2 scph-10000

基盤のお目見えです!

なんか地図みたいで面白いですよね。

基盤を見るのは結構好き。

ブルーっぽいのとか、今回みたいに黄緑っぽいのとかありますよね。

色みも、何か意味があるのかなぁ。

知らんけど。(笑)

フラットケーブルを外す

基盤の端の方をみると、光学ドライブと繋がっているフラットケーブルを発見できると思います。

PS2 scph-10000

この爪の黒い部分をパカっと上にあげて、フラットケーブルとの接続を外します。

ケーブルをペラペラさせて、
もう一度鉄板を戻します。

PS2 scph-10000


光学ドライブの取り外し

鉄板を戻したらまたひっくり返して、光学ドライブ部分を取り外してみましょう。

フラットケーブルの接続を外してあるので、

PS2 scph-10000

黄色い丸の部分の2本のネジを取り外すと、
光学ドライブが丸ごとすんなりと取り出せました。

PS2 光学ドライブ

ここだけみていると、

“これを他の機械につなげるとDVDのデータが読み込めたりするのかなぁ”と、
想像が膨らんできます。

パソコンを自分で作ったりする方は、たぶんそうゆう作業をやってられるんでしょうね。

読み込みの調整

ここからが本番。

“ピックアップレンズの調整”というのをやっていきましょう。

この作業で、ゲームソフトの読み込みが改善されるみたいです。

YouTubeやブログを書いてられる方の情報をもとに、
期待をこめてやってみました。

PS2 scph-10000

この黄色い丸の部分、ねじ山みたいなものがあるのがお分かりでしょうか。

ここを時計回りに10度くらい回します。

面白いですよね、ここの緩みだけで、読み込みに差が出てくるなんて。

どうゆう仕組みなのかネットで調べてもはっきり書かれておらず、
専門的に勉強しないと理解できない部分なんでしょうね。

もとに戻していきましょう

プレステの起動に問題があるときは、中に溜まった埃が原因か、
さっきのピックアップレンズの緩みが原因の可能性があるとの記事をよく目にしたので、
その2点を改善し、あとはもとに戻すことにしました。

そしてわくわくしながら電源を入れましたが、
やっぱり何も変わらず、起動できませんでした。

でもそうですよね、わたしの場合はディスクの読み込みの以前に、
プレステの起動時に必ず表示される“PlayStation”の文字がでないので、
光学ドライブが原因のはずはないですよね。

やっぱり“映像と音をモニタに送る”ということが、何かの原因で正常に行われていないんでしょうね。

素人にはここでもうお手上げです。

あぁ残念。

でも仕方ないですね。

今回出会ったかわいい部品

カラメル・プリン Caramal Pudding
液漏れしているのかと思いおそるおそる触ってみましたが違いました。
コーティング?なのかな??

PS2 scph-10000

まち針 Making Pin
機械の中にまち針があるというギャップ萌え。
PS2 scph-10000

透明カプセル Cylindrical Transparent Capsule
真空管ってやつですか?
PS2 scph-10000

使用した工具


  • 精密ドライバー +3.5
  • 精密ドライバー +3.0
  • 精密ドライバー −1.5


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メカニックガール

2021年6月からYouTubeLiveでゲーム実況の生配信を始める。

決してゲームに詳しかったり、得意だったりするわけではないですが、みなさんから教えていただいた情報で知識が増えてきた感じです。ゲーム実況で得た情報を、ここでまとめようと思います。

たまにわたしの趣味の記事も書き記します。

好きなものはコーヒーとパンとディズニーソング。

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