冷風しか出なくなったドライヤー
今回壊れたのはパナソニックのドライヤーです。種類はPanasonic ナノケアの EH-NA95。
2014年製なので6年使用したことになります。
いつものようにドライヤーで髪を乾かしていると、突然“バチッ”と音がして、
気づくと温かかった風が冷風に変わっていました。
壊れてしまいましたね。。
ドライヤーって結構必需品。
使えないとなると困りますよね。
なので我が家にはスペックを置いています。
と言っても、以前使っていたもので、
長年使用せずに捨てもせず、保管していただけですが。。
まぁせっかくなので、今回も分解してみることにしました。
もしかして掃除をすると直るかもしれないと期待を込めて。
いざ、分解
最近、分解することに慣れてきました。
恐怖心がなくなりましたね、怖気付かなくなったというか。
“当たって砕けろ精神”です。
ではまずモチーフと向き合います。
問診、ではなく“視診”です。
…。
やはりホコリが原因かもしれないですね、
フィルター部分にホコリのようなものを発見。
開けるとなると、ここかな。
ドライバーの準備！
愛用のドライバー、“JAKEMY & JACKLY series JK 6032-A”。
“made by yifeng”と記載されているので、中国製のようです。
多種類のビットに加えて安さと使いやすさが気に入っているポイント。
あと、カラーも。元気な黄色。
てことですべてですね、お気に入りです。
さぁ、本日一投目のドライバー。
えっと、、
左で“ゆるむ”、、、
無事にするっと取れました。
が、なんか黒い。。
後々ほかのボルトと比べてみると、明らかに色の差がありました。
熱で黒くなるのかもしれませんね。
熱に強いボルトなど種類があるのか…また調べてみます。
開けたからには外れるはずと思いきや、つまむ部分がなく、
取れない。
ボルトが通っていた穴に、ドライバーセットに付属しているピンセットを突っ込んで引き上げようと試みましたが、
取れず。
頑張りすぎてピンセットの方が変形してしまいました。
いけねぇ。
ピンセットに謝りながら元に戻してあげましたが、、
やはり道具は用途に合わせて使用しないとだめですね。
ピンセットがかわいそうでした。
もしかすると、他の部分を分解した後ならフィルター部分が外れるのかもと思い、
違うところを視診。
裏側に数カ所、ボルトの頭を発見しました。
ハンドル部分の2つのネジ山をまわしていきます。
ハンドル部分
まわしながら、奥にも２つのボルトを発見。
ロックオン。
と、先にハンドル部分が開きました。
こんな風になっているんですね。
よくみると擦れてすこし傷んでいました。
やっぱり折り曲げを何度も行うと劣化してくるものなんですね。
これからは折り曲げての保管はしないようにしようと思います。
まあ6年間ガチャガチャと動かしてこの程度の劣化なので、大したことはないのでしょうが、
折り曲げないに越したことはない。
開けてみて、気がつけてよかったことですね。
このハンドル部分はいろんなコードがありますが、今回の故障には直接関係がなさそうなのでひとまず置いておいて…
さっきロックオンしたネジ山を開けましょう。
左回り、左回り…
ボルト取り外し成功。
しかし、開かない。
どこかで引っかかっているようです。
やっぱり先にフィルターかもしれません。
フィルター部分
他のボルトが外してあるのでさっきよりは外れやすくなったかもと考え、
もう一度試してみます。
今度はマイナスドライバーを使ってみることにしました。
これも邪道な使い方なのかもしれませんが、
フィルターと本体部分の接続部のわずかな隙間にマイナスドライバーを突っ込んで、
テコの要領でクイッと…
やっと取れました。
取れた喜び、
それ以上に驚き。
なんじゃこりゃ。
ほこりかカビか。。
とりあえず除去！！
洗面所に走り込み、ティッシュで大まかな汚れを取り、キッチン泡ハイターでスプレー。
5分ほど待ち、綺麗になりました。
万能なキッチン泡ハイターです。
細かな部分の汚れを取ってくれるので重宝しますよ。
一家に一本、おすすめの商品です。
プロペラ部分
さあ、きれいになったフィルターに達成感を抱きつつ、
再びドライヤーと向き合います。
かわいい、丸みのあるフォルムのプロペラ。
可愛らしさがあっていいデザインです。女性好み。
ここにも目立って分解できそうな部分もなく、
また先ほど断念した本体の分解を試みます。
試みました。
数分。
にらめっこしましたが、
無理そうでした。
そして、諦めました。
もうこれ以上は分解できない。。
力の問題でしょうか。
とりあえず、フィルターが掃除できたので、何か変わったかもしれないと思い、
今度は分解した部品達を元に戻すことにしました。
再びハンドル部分、詳細
せっかく分解したので中身をよくみてみましょう。
構造を観察。
このボタン部分。
お豆腐みたいな白い部分をボタンの部品の穴に合わせ込む。
こんな感じなんですね。おもしろい。
勉強になりました。
合成作業、もとに戻す
ばらしたものを逆戻りで合成していきましょう。
今回はあまり分解できなかったので、戻すのも簡単でした。
で、コンセントに電源プラグを差し込んでいざスイッチオン！
ブォーーン
風はでるが…
冷たい…
やはり無理でした。
モーターが壊れたんでしょうね、きっと。
今回も修理はできませんでしたが、ドライヤーの構造が知れてよかったです。
あ、では、
よかったことをまとめましょう。
今回の功績
- 折り曲げ収納をやめようと気づけた
- やはり、掃除が大事
ハンドルの折り曲げは回数で磨耗してくることがわかったので、これからは最低限の頻度で折り曲げようと思いました。
あとはフィルターに溜まった汚れですね。
あれをみると、日々のドライヤー時の衛生面に恐怖を感じます。
掃除しましょう。
見つけました、こんな素晴らしいページ。
パナソニックさんがドライヤーのフィルター掃除の仕方をちゃんとまとめて紹介してくださっています。（https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/10680/p/1803）
動画付きでわかりやすい。
けれど、やさしすぎるタッチでなんだか笑えます。ww
でもいいですよね、こんな丁寧なお手入れの動画を掲載してられるなんて。
やはりパナソニックさんは信頼できますね。
ともあれみなさん、ドライヤーを長く安全に衛生的に使用するため、
日々の掃除を大切にしましょう。
見えないところにあんな風に不清潔なものが溜まっているんです。。
今回出会ったかわいい部品
アノマロカリス・モドキ Family of Anomalocaris
学生時代に地学で勉強したアノマロカリスに似ていませんか。コードにはいつもコイツがいるということをお忘れなく。虫嫌いの方はご注意ください。
使用した工具
- 精密ドライバー +3.5
- 精密ドライバー +2.5
- 精密ドライバー −3.5
